✅スリランカに行く前にやっておくべきこと【準備リスト】
スリランカは自然が豊かで、旅するのがとても楽しい国です。ただ、未発展な場所も多く、事前の準備で快適さが大きく変わります。次回の旅行に備えて、忘れずに確認したいポイントをまとめました。
電子ビザ(ETA)の取得
観光でもETAが必須です。入国するのに必要なので、3日、4日程の短い滞在予定でも必ず必要です。
・日本人ならオンラインで事前申請可能(通常30日滞在OK)です。
料金は?申請の方法は?日本人は免除じゃないの?一週間でも必要?申請してからどのくらいかかる?
・料金:日本人(非 SAARC国)の観光ETA費用はUS $50(オンライン)、空港到着時申請は US $60 です。
・申請方法:ETA公式サイト(eta.gov.lk)からオンライン申請。クレカやデビットカードで支払いし、承認メールを受け取ります。
・所要時間:通常数時間〜72時間以内にメールで届きます。日本からの申請では数時間で承認される事もあるそうですが、余裕を持って数日前には申請をしましょう。
ビザを申請する公式サイトーコチラから
長期滞在予定の人は延長手続が可能です。延長可能な滞在期間は最大 270日(約9ヶ月) 。入国時30日+初回延長60日、さらに2回の90日延長で合計270日となります。
海外保険の確認
数日間の旅行だからといって油断できないのが、海外旅行保険です。旅行中のケガや病気だけでなく、荷物の紛失や盗難など、さまざまなトラブルに対応してくれる保険があるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
空港で提供されている海外保険は、料金がかなり高めに設定されていることが多く、数万円からスタートし、高額なものでは数十万円に達するケースもあります。できるだけ費用を抑えつつ、しっかり保険を適用させたい方には、クレジットカードに付帯している海外保険(利用付帯)を活用する方法が人気です。
クレジットカードによっては、もともと海外保険が付帯しているものもあります。もし保険が付いていない場合は、旅行前に年会費無料のカード会社に加入しておくことで、保険代を節約することも可能です。
海外保険が付帯していることで知られているカードには、以下のようなものがあります:
・エポスカード
・楽天カード(楽天プレミアムカード・楽天ゴールドカードなど一部のカード)
・リクルートカード
※ただし、保険の適用条件はカード会社によって異なります。
たとえば「利用付帯」と「自動付帯」では、保険が有効になる条件が変わってきます。利用付帯の場合は、出国前に航空券などをそのカードで購入する必要があるため、事前に条件を確認しておきましょう!
特に、海外でノマドワークをしながら旅をしている方の中には、クレジットカードの保険をうまく活用して、タイミングよく条件を満たし、保険代をカバーしている人も多くいます。この方法についても、今後改めて詳しく記事にまとめたいと思います。
SIMカード準備
スリランカ旅行で苦労したことのひとつが、Wi-Fiの弱さでした。スリランカでは、全体的にWi-Fi環境があまり整っていない印象があります。ホテルによっては、部屋にWi-Fiルーターが設置されていても、通信速度が非常に遅かったり、接続が不安定だったりすることがあります。
▶︎ ホテルのWi-Fiは遅いor不安定なことが多いため、SIM通信が頼り!
短期滞在の場合は、eSIMの利用が便利です。登録も簡単で、すぐに使い始めることができます。長期滞在の方には、物理SIMの利用がおすすめです。現地では「Dialog」や「Mobitel」といった通信会社が信頼されています。
私自身が契約した内容については、今後別の記事で詳しく紹介する予定です。
以下は、eSIMと物理SIMのおすすめ情報です:
eSIMのおすすめ
Airaloの「Ella(スリランカ専用)」プランは、1GB/7日間で約US$4.50から利用可能です。30日プランでは最大20GBで約US$18前後となっており、DialogやMobitelと連携しているため、通信品質も良好とされています。
また、MobiMatterでは1GBあたり約US$1.30から利用できるプランもあり、Trustpilotでの評価も高く、割安な地域向けプランが揃っています。
物理SIMのおすすめ
価格はプランによって異なりますが、データ無制限・通話込みのパッケージが数千ルピー程度で購入可能です。ただし、購入時にはパスポートの提示や、英語での書類記入など、多少の手間がかかる点には注意が必要です。
スリランカ滞在中の通信環境を快適に保つためにも、事前にSIMの準備をしておくと安心です。
お金の準備
スリランカでは、一部の地域を除き、現在も現金が主流です。お店やタクシーなど、多くの場所で現金のみの対応となっているのが現状です。その背景には、2022年にスリランカが一度財政破綻を経験したことがあり、銀行への信頼が薄れている人が多いことも影響していると考えられます。(実際にスリランカを訪れてみたところ、財政破綻の影響を強く感じることはありませんでした。)そのため、現地では現金の持参が必須です。
スリランカの通貨に関する基本情報や、最もレートの良い現金の入手方法については、詳しく解説している記事がありますので、ぜひそちらをご覧ください。
必要なアプリを事前にダウンロード
今では海外旅行にアプリは欠かせません。地図、配車、ホテルとの連絡など、スマホが旅の必需品です。スリランカ旅行で必須のアプリの中には、SMS認証が必要なものが2つあります。日本でショートメールが受け取れる状態のうちに登録しておく事がおすすめです。
スリランカ旅行前に入れておくべきアプリをご紹介します。
✅スリランカ旅行に必要なアプリ5選

必要なアプリは事前にインストール・登録しておくことで、現地でのトラブルを避け、より快適な滞在が可能になります。旅の準備にぜひお役立てください。
PickMe(配車アプリ)
スリランカでは、タクシーやトゥクトゥクをアプリで呼ぶのが一般的です。フードデリバリー機能も備わっているため、疲れてホテルから出たくない時にも非常に便利です。
特にスリランカでは、配車アプリの利用がほぼ必須と言えるでしょう。炎天下の中でドライバーを探す必要がなく、流しのタクシーやトゥクトゥクでは料金を上乗せされることも多いため、トラブルや交渉を避けるためにもアプリの利用をおすすめします。
※登録にはSMS認証が必要。現地で電話番号のないeSIMプランを利用している場合、登録ができないことがありますので、事前に登録を済ませておくと安心です。
登録方法、使用方法を解説している記事です。
WhatsApp(LINEのようなチャットアプリ)
海外で広く使われているチャットアプリ「WhatsApp」は、スリランカでも主流です。ホテルやAirbnbの宿泊先との連絡手段としてよく利用されます。
また、PickMeなどSMS認証が必要なアプリでも、WhatsAppがインストールされていれば登録が可能になる場合があります。
※こちらも初回登録時にSMS認証が必要です。電話番号のないeSIMプランでは登録できないため、事前の準備をおすすめします。
Currency(為替アプリ)
スリランカルピーの換算に便利なアプリです。オフラインでも使用可能で、アジア圏を周遊する方には特におすすめです。
スリランカルピーの場合、金額に「×2」をするだけでおおよその日本円がわかるため、必須ではありませんが、複数国を訪れる予定がある方には便利です。私は「Currency」というアプリを使用しています。無料で複数国のレートを同時に確認できるので、訪問予定の国をあらかじめ登録しておくと後々楽になります。
currencyアプリURLはコチラ(アンドロイド)
currencyアプリURLはコチラ(iphone)
Google Maps(オフラインマップDL推奨)
Google Mapsは多くのスマートフォンに標準でインストールされていますが、特に便利なのが「オフラインマップ」機能です。
プロフィール画面からメニューを開くと、事前に地図のエリアをダウンロードすることができます。ダウンロードした範囲内であれば、インターネット接続がなくても地図が表示され、現在地も確認できます。電波の弱いエリアに行く予定がある場合は、事前に滞在予定の場所の地図をダウンロードしておくと安心です。
Google翻訳(googleレンズの写真翻訳◎)
現地で地元の方とコミュニケーションする時など、翻訳アプリは非常に役立ちます。
中でも便利なのが「Googleレンズ」の翻訳機能です。カメラを使って文字を映すだけで翻訳してくれるため、レストランのメニューや駅の案内板などを簡単に理解することができます。
✅スリランカで知っておきたい文化・マナー

文化の違いを知っておくと、現地で戸惑わずに済むために事前に確認しておきましょう。
言葉
スリランカでは、以下の3つの言語が主に使用されています:
シンハラ語:国民の約7割が話す主要言語。南部や中部で広く使われています。
タミル語:主に北部や東部の地域で使われるもう一つの公用語。
英語:教育やビジネス、観光の場で広く通じる共通語として機能しています。
ほとんどの場所で(ローカルな出店などでも)英語が通じたので翻訳は英語でも問題ないです。ただ最初の「挨拶」と「ありがとう」を現地の言葉で言うだけでだいぶ印象が変わるので覚えておきましょう。
基本のあいさつ表現
「こんにちは」ーシンハラ語:ආයුබෝවන්(アーユボーワン)
「ありがとう」ーシンハラ語:ස්තුතියි(ストゥーティ)
首を横に振る=YES
スリランカでは同意する時に首を横に振ります。横と言っても日本で断る時にするような首の振り方ではなく左右に傾げるように振ります。最初見た時はとても驚いたので覚えておきましょう!
チップ文化あり
スリランカにはチップ文化があります。タクシーなどに乗った時、レストラン、デリバリーをお願いした時など使う場面は多々あります。基本は少額でOK(Rs50〜100)。レストランでサービス料が含まれていれば不要。こちらも先ほどご紹介したスリランカのお金に関する記事で詳しく書きましたのでそちらをご覧ください。
スリランカの通貨,両替やATMキャッシング方法を解説記事。
宗教的・マナー
スリランカの人口の約70%は仏教です。
観光で寺院を訪れる機会もあると思います。その際寺院では露出NG。女性はスカーフが必要、男性も短パンは避けましょう。
そしてスリランカの仏教寺院からは大音量でお経が流れることが日常的にあります。特に早朝や夕方などの定時に、スピーカーを通じて地域全体に響き渡るように流されます。
本当に爆音で流れます。なのでホテル予約の際はホテルの近くに寺院があるかチェックしましょう。ホテルのgoogle口コミを見ると音がうるさい場合は書いてあります。慣れていないと毎朝早朝6時に起こされるので眠りの浅い人は事前に避けましょう。
気候・地域ごとの注意点とおすすめスポット
スリランカは地域によって気候が大きく異なります。場所ごとの特徴をおさえておきましょう。コロンボや海沿いの街は基本的に一年中熱いのですが、紅茶工場の多いヌワラエリヤやエッラなどの高山地帯は結構冷えます。ホテルの部屋にエアコンがついていないほど年中涼しい、または寒いくらいです。特にヌワラエリヤは標高約1,868mの高地なので夏でも朝晩冷えます。長袖必須です!
紅茶列車は事前予約を
スリランカの有名な観光の一つに紅茶列車があります。何キロにも続く紅茶畑の美しい景色の中を走る世界でも屈指の車窓風景です。特にキャンディ~エッラ〜ヌワラエリヤ間は人気路線で数か月前から予約が埋まります。というのも転売屋やツアー会社が買い占めているみたいです。当日に売れなかったチケットなど多数のキャンセルが出ますが、予定が決まっている方は早めにチケットを確保しましょう。
列車の乗り方やチケット購入方法を解説している記事です。
スリランカの海は波が強め。泳ぐなら場所選びが重要!
インド洋に面したスリランカの海はかなり海が荒く、波が高い事が多いです。
なのでのんびり泳ぎたい場合はサンゴに守られたエリアがおすすめです。
ヒッカドゥアの一部ウミガメが多く見れる場所は波が比較的穏やかです。
ウミガメが見れてさらにサンゴにも守られてるエリアを紹介している動画もあるので合わせてご覧ください。
ビーチだけでおすすめはミリッサになります。世界遺産ゴールの街の城壁沿いにも小さいけどきれいな砂浜もあるのでおすすめです。
✅持ち物リスト|あると助かる旅道具5選+α

スリランカはインフラや気候、日本とは違う部分が多いので「これがあると安心!」なアイテムを紹介。
モバイルバッテリー(10,000mAh以上)
スリランカは移動が多く、電車・バスで充電できないことが多いので10,000mAh以上が安心です。
変換プラグ(BFタイプ)
電圧:230V/50Hz。日本の電化製品を使うなら変換器も。スリランカはBF型コンセント。複数口がある延長コードがあると宿でも便利。パソコンやスマホの入電器など元々変圧器がついている者は大丈夫ですが、ドライヤーなどを持参したい方は変圧器が必要となります。
虫よけスプレー & 蚊取りグッズ
夜は蚊が多い地域が多いのでデング熱対策で必須です。(現地で蚊取り線香なども手ごろな価格で買えます。)
スカーフ
女性が寺院に入る場合スカーフが必要になります。
ビーチサンダル
スリランカの部屋はシャワーとトイレが一緒の場所が多く、シャワーを浴びた後にトイレに行く場合毎度足が濡れてしまいます。軽いビーチサンダルが一つあるととても便利です。
✅まとめ
事前準備で、もっと楽しめるスリランカ旅に!
文化も通信も独特なスリランカですが、ちょっとした準備とアプリがあればグッと快適になります。安心して旅を楽しむために、この記事を出発前にチェックリストとして活用してください。それでは皆さん良い旅を!
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