こちらがスリランカの人気観光エリアと、私が回ったルートです。

今回は高原エリアにある紅茶の聖地ヌワラエリヤのおすすめ紅茶工場と観光スポットをご紹介します!
ヌワラエリヤはどんなところ?
まずはヌワラエリヤの基本情報です。
ヌワラエリヤ



ヌワラエリヤは山岳地帯にあり、セイロンティーの本場として有名です。
標高1,800mの高原地帯にあるので夏でも涼しく、紅茶の生産にはぴったりの気候で、避暑地としても人気を集めています。
イギリス植民地時代にイギリス人が開拓したスリランカの高原リゾートの町。英国様式の建物やホテルが多く、当時の面影を色濃く残しています。
有名な紅茶メーカーの製造工場も複数あり、工場見学、茶摘み体験や飲み比べなどができるため、紅茶好きには必見の場所です!
そしてキャンディからヌワラエリヤまで走る高原列車(紅茶列車)は、世界でもトップクラスの美しい車窓風景で有名です。
列車の様子やチケットの購入方法などは別の記事であるのでよかったらそちらをご参照ください。
ヌワラエリアを訪れるベストシーズン
ヌワラエリヤを訪れるベストシーズン(オンシーズン)
1月〜3月
年間通して降水量が少ない時期。雨が降ってもスコールのような一時的なものが多い。
穴場シーズン(オフシーズン)
5月〜8月
この時期は比較的降水量が少なく、欧米からの観光客も少なくなるため、列車チケットや客室数の少ない人気ホテルの予約が取りやすい。
注意したい時期
6月
台風が発生しやすい時期。標高の高いエリアの天候は変わりやすいのでヌワラエリヤは特に注意。
一日のなかでころころ天気が変わります!
11月・12月
ヌワラエリヤは日本の初冬並みに寒くなり、夜は10度前後まで下がるためジャケットなどの防寒具は必須。
8月の夜でもジャケットがないと厳しい気温でした。8月でも夜は毛布を掛けて寝ます。
気温
平均16℃
日本の春に近い気候。朝晩は肌寒く感じます。
ヌワラエリヤの服装は?
基本は長袖長ズボンです。
スリランカは熱帯のイメージがあるかと思いますが、このエリアは例外となります。日差しの強い日中はまだしも、8月でも朝晩は半袖ではいられないほど冷え込むため、必ず長袖が必要となります。 夜は、冬服を着ていても寒いくらいの気温になります。
冬の11月12月は特に冷えるため、厚手の服があると安心です。
おすすめ紅茶工場
ホテルの人におすすめしてもらった工場が2つ。
「ダムロ・ラブーケリー・ティー・センター」と「ブルーフィールドティーファクトリー」の2か所です。
他にも午後の紅茶も使用しているペドロ茶園(Pedro Tea Estate)などもあります。
Snow Manの目黒蓮さんが出演している『キリン 午後の紅茶 おいしい無糖』のCM「紅茶鉄道に乗って」で撮影されたのはヌワラエリヤです。
今回は茶積みが出来る事や、飲み比べが出来るという事でホテルの方にオススメしてもらった工場2つを訪れました。
まずはダムロ・ラブーケリー・ティー・センターからご紹介します。
ダムロ・ラブーケリー・ティー・センター



【基本情報】
ダムロ・ラブーケリー・ティー・センター(Damro Labookellie Tea Centre)
営業時間:8:30~18:30
見学料:無料
ホームページ:http://damrotea.com/
グーグルマップ:https://maps.app.goo.gl/ujax5cMMji5Wiy4JA
バスで市内から約40分。
帰りは複数の便があり、工場の入口付近にバス停があります。
おそらくヌワラエリヤの紅茶工場の中で最も有名なのがこのダムロ・ラブーケリー・ティー・センターです。入口の横にはテラススペースもあり、茶畑の山が見えて、とてもきれいです。
そしてこちらの工場見学はなんと無料!
しかも工場見学後にはサービスの紅茶まであります。
工場見学は人が集まり次第始まります。5~6人程度のグループで一緒に見学します。
私たちは遅くに着いたので、他の人はいなかったのですが、わざわざ2人のためにガイドしてもらいました。
スタッフさんの数も他の工場より多く、とても丁寧でした。
ダムロは1986年にスリランカで創業した南アジア最大の家具会社です。
かつてマックウッズが所有していた紅茶工場を買収し、現在のダムロ・ラブーケリー・ティー・センターとななりました。



コチラの工場は写真撮影が許可されています。
工場では茶葉を乾燥させる工程や、茶葉を揉んで柔らかくする工程など、紅茶が製品になるまでの工程を一通り教えてくれました。
ガイドは10分ほどで終わり、工場見学後はティーラウンジに行き、紅茶一杯の嬉しいサービス。
驚くことにここまで全て無料。丁寧にガイドもしていただいたので、チップでお礼の気持ちを伝えました。


紅茶ケーキも購入。茶葉が刺さっていてかわいらしかったです。
そんなはずはないけど、でももしかしたら食べれるかもしれないと思い茶葉も噛んでみましたが、すぐに辞めました。
みなさんも是非試してみてください。
無料でここまでサービスが良いのは驚きでした。
人におすすめできる良い体験でした。
ブルーフィールドティーファクトリー



ダムロのラブーケリー茶園よりも、さらに山道を下っていくと見えてくるのがこちらの工場。
【基本情報】
名前ブルーフィールドテイーファクトリー(Blue Field Tea Factory)
営業時間: 8:30~18:30
見学料: 無料
ホームページ: https://bluefieldtea.com/
グーグルマップ: https://maps.app.goo.gl/Ub4dUzG49vwF3htbA
トゥクトゥクで約50分。バスで約1時間30分。
到着したら、まずスタッフが一人ついてくれます。
特に何の説明もなくぬるっと茶園見学が始まったので、ガイドの方に大まかな流れを聞いたところ、
しばらく茶畑見学の後に工場見学だそうです。
※茶畑では茶積みの女性たちが声をかけてきます。
チップ目的なので、茶畑を積んでいるシーンを撮影したい方はチップを支払い撮影させてもらいましょう。私はあまりこの手法が好きではないので断りました。
茶畑見学に満足し、スタッフに声をかけたら工場案内が始まりました。
こちらはあいにく工場内は一部を除き撮影は禁止されています。



こちらも工場見学と紅茶1杯は無料です。
ただスリランカはチップ文化なので、ガイドさんにはチップを支払いました。数百円分で大丈夫だと思います。



紅茶見学の後に私たちの目的の一つ、紅茶の飲み比べをしました。
興味のある方はガイドさんに「飲み比べと茶摘み体験をしたい」と伝えると工場案内の後で手配してくれます。飲み比べが確か1回1200円程だったと思います。
試飲しすぎてお腹がちゃぽちゃぽに…好きだけどしばらく紅茶はいいかな…
飲み比べの後は茶積み体験。



紅茶積み体験も無料です。特に案内も指示もなく、「籠を選んで、好きな所で好きに積んできていいよ」とかなりの自由度。
うすうす感じてはいたけど…ガイドするの面倒なのでは…
籠を選んで早速さっそく茶積みへ。やり方があっているのかはわかりませんが、とりあえず楽しく茶積みをしてきました!
訪問したダムロと、ブルーフィールドティーファクトリーの工場を比べた結果、個人的なおすすめはブルーフィールドティーファクトリーです。スタッフやサービスのレベルはダムロの方が高いと思いますが、ブルーフィールドティーファクトリーは自由度が高く、自分のペースでのんびり楽しめたのがおすすめの理由です。
そこまで時間がない方は、街から近いダムロの方でサクッと見学がおすすめします。
ヌワラエリヤの観光スポット
紅茶工場以外のヌワラエリヤのおすすめスポットをご紹介。
郵便局(Post Office – Nuwara Eliya )



1894年に建設されました歴史のある建物。
チューダー様式の外観が特徴的です。レンガ造りのように見えますが、
これは装飾で、普通の壁に線が引いてありました。
ここはまだ郵便局として機能しています。
様々なハガキや切手が売っているので、観光客が家族や自分宛てに手紙を送る人気の観光スポットとなっています。
グレゴリー湖


グレゴリー湖は1873年、イギリス領セイロン総督のウィリアム・グレゴリーの時代に作られた貯水池です。昔は町の端にある沼地でしたが、町を拡大するために、タラーガラ・オヤ川を堰き止め、貯水池が作られました。
現在、湖はレジャーやレクリエーションの場所となり、有料のグレゴリー公園になっています。
入場料は観光客200ルピー(LKR)。約100円になります。
湖沿いにはよく手入れのされた花が植えられ綺麗な芝生が広がります。
またスワンボード、ジェットスキー、ウインドサーフィンも楽しめます。
ホテルをとるのにおすすめのエリア



ヌワラエリヤの街中からはずれまでいろいろ周りましたが、滞在する場所におすすめするのはグレゴリー湖の周りになります。
街中はかなりローカル感が強く、混雑していて騒音もひどいのであまりおすすめできません。
レストランなどお店は少なくなりますが、湖畔沿いはのんびりした雰囲気で、イギリス統治時代からあるイギリス様式の建物もたくさんあり、景観もきれいなのでおすすめです。
ヌワラエリヤの動画
ヌワラエリヤの町や、工場見学、列車の様子などをご紹介している動画も作ったのでよかったら動画でヌワラエリヤの様子を見てみてください。
まとめ
ヌワラエリヤの紹介は以上になります。
個人的には好きな場所でしたが、時間があまりない方はヌワラエリアは飛ばして、エッラまで行ってしまうのもありだと思います。
エッラにも紅茶工場がありますし、その他有名なナインアーチブリッジや滝など見所がたくさんあります。
なにより街中がスリランカで行った中でもトップクラスにおしゃれで過ごしやすい場所でした。
次回エッラの情報もあげていくので、よかったらそちらも読んでください。
今回の情報が皆様の旅のお役にたてたら幸いです。
それではみなさん良い旅を!
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