スリランカの世界遺産「古代都市シギリヤ」は、スリランカを代表する観光スポット。
ジャングルの中に突然現れる巨大な岩は、存在感たっぷりで見ごたえがあります。
そんなスリランカの世界遺産、古代都市シギリヤの絶景スポットを紹介します。
シギリヤロックの楽しみ方
シギリヤロックを楽しむ手段は２つ。
１.シギリヤロックを登る
所要時間：登り１時間40分（周辺の見学も含めたら3時間）
入場料：2024年現在35USD
メリット：歴史を学べる。世界遺産を登れる。遺跡越しに見る頂上の景色が絶景。登り切った達成感。
デメリット：1200段あるとされている急な階段。1時間40分の登り。高所恐怖症の人には辛い。階段が急で込み合うことが多い。料金が高め。炎天下の中階段で並ばないといけない。
２．絶景スポットから見る
所要時間：０分～20分。
入場料：場所によりますが高くて2000Rs（約1000円）
メリット：シギリヤロック全体を見れる。あまり疲れない。あまり並ばない。人が少ない。コストが安い。早い。
デメリット：歴史を個人で調べないといけない。急な登りの場所もある。
私は過去に遺跡の跡地に何回か行きましたが、あまり魅かれるものがなかったので手段１はバッサリ切り捨て。遠くから雄大なシギリヤロックを眺める方にロマンを感じたので、ビューポイントから見ることにしました。
ただ学べるものも多いので遺跡に興味がある方は登ってみてください！
よって今回はシギリヤロックがきれいに見える絶景ビューポイントを３か所紹介します！
シギリヤロックの絶景スポット
まずはシギリヤロック（別名ライオンロック）のビューポイントの位置関係を紹介！
１．Pidurangala Rock
シギリヤロックと朝日が綺麗に見える一番有名な絶景スポット。
有料で20分ほどの登りあり。岩の上。
googlemapのリンク：https://maps.app.goo.gl/69s6H2e6NMEFFX3q6
２．Sunset and view point
夕日がきれいな絶景スポット。地元の人が隠れスポットとして教えている場所。
無料で３分ほどの登りあり。岩の上。
googlemapのリンク：https://maps.app.goo.gl/P1rh9kfjXmmuoxVs8
３.Sigiriya viewpoint
湖越しにシギリヤロックが見えるスポット。様々な動物に出会えることが多い。
無料。平地。
googlemapのリンク：https://maps.app.goo.gl/NgL5u9wfeErAdYj47
それでは写真付きで絶景スポットの行き方、見える景色を紹介したいと思います。
１．Pidurangala Rock
こちらは一番有名なビューポイント。
朝日とともにシギリヤを眺めるのが人気です。
Pidurangala Rockからの景色。
ここは25分登っただけとは思えない絶景。
360度のパノラマビューで本当にキレイ。
おそらく平地が多く、シギリヤロック以外で高いものが近くにないからこんなに見晴らしがいいのだと思います。
夕方もきれいだとは思いますが、帰りが暗くなるのを考えるとくやはり朝がおすすめ。
入場料はRs2,000（約1,000円）で、25分ほどの急な登りがあります。
一部寺院を通るので過度な露出は禁止。
私は宿泊したホテルで朝５時出発の往復トゥクトゥクをお願いしました。
行きと帰り＋ふもとで待機してもらい合計Rs2,500（約1,250円）。
ちなみにPickMeだと片道Rs500くらいでしたが、帰りの事も考えるとホテルにお願いするのが無難かと思います。
朝の５時にトゥクトゥクの運転手がホテルに迎えに来てくれました。（ホテルのお兄さんだった。。）
ホテルから20分程で入口に到着。夜道を走るのでやはり自力ではなく、現地の人に連れて来てもらうのが無難だったと再認識。
入口で一人2000LKR（約1000円）を支払います。
急な階段を10分ほど登ったあたりで人の列が。。
「何だろう…」と並びながら進むと、最後の急な登りの前でみなさん時間がかかっているようです。
人が多かった日なのか、最後の急な登りの前で15分程列に並びながら進みました。
巨大な岩の上がビューポイントになっています。
これは一見の価値あり。見晴らしも風も気持ちが良い。
私は8月に訪れましたが、早朝でも半袖で大丈夫でした。
40分ほど朝日や景色を楽しみ大満足で下山。
帰り道、明るくなって見ると、岩の間に涅槃像など見学できる場所がいくつかあります。
待ってもらっていたトゥクトゥクに乗り帰宅！
その日は朝７時に本日の観光終了ー！！
もっと頑張れ！！
２．Sunset and view point
こちらはほぼ観光地化されていないビューポイント。
入口のサインと、途中で手すりが１つあるくらいであとは手つかずの場所です。
ここには合計３回行きましたが本当におすすめの場所です。
夕日がきれいに見えるので、現地のトゥクトゥクガイドさんも秘密の場所と言ってプチ観光に使っている場所でした。
登りもさほどきつくなく、５分もあれば頂上に着きます。
それだけでこの絶景だから驚き。
私が夕陽を見に行った時には他７組いました。
早朝（6時）くらいに訪れた時はこんな感じでした。完全貸し切り。
自然と景色に圧倒され思わず「、、、ライオンキングみたい」と呟いていました。
ちなみに誰もいないので少し探索したところ、
シギリヤロックを正面から楽しめる場所を発見。
最後の登りで、岩の開けた方とは逆の狭い木の間を抜けると4人くらい座れる小さな場所がありました。
正面からシギリヤロックを独り占めできる特等席。
シギリヤロックとの距離で言えばこちらから見る方がPidurangala Rockよりシギリヤロックが近くて大きく見えます。
Pidurangala Rockに行かなくてもいいカモ….
ちなみにシギリヤの町を歩いているとシギリヤロックはどこからでも観れます。
道端からパシャリ。
シギリヤの小さな町は、サルがいたり、マングースやウシが歩いていたり、クジャクが飛んでいたりと、小さくいながらも賑やかで楽しい場所です。
シギリヤのおすすめ場所も書いたので興味がある方は是非読んでみてください。
合わせて読まれている記事：
３.Sigiriya viewpoint
こちらもおすすめ場所。
湖の越しに見えるシギリヤロック。
ジャングルの中にいるなーと実感します。
シギリヤの街で自転車レンタルもあるので、時間がある人は是非。
運が良ければゾウも見れるそうです（自然のゾウなので近づかないようにしましょう）。
シギリヤの紹介動画
シギリヤの町やビューポイントなどの紹介動画もあるので、動画で見たい方はこちらからどうぞ。
スリランカのエリア別動画も随時更新していく予定です！
シギリヤロックの歴史
スリランカの世界遺産、古代都市シギリヤの歴史を調べたのでここで共有したいと思います。
【世界遺産】古代都市シギリヤ
～父を殺し弟の復讐を恐れた孤独の王～
スリランカの中部州、マータレーにある遺跡。
5世紀に高さ200mの巨大な花崗岩の頂上にカッサパ1世によって造られ、当時は空中宮殿や庭園、高度な水路施設がありました。
ですが、岩山に築かれた王都シギリヤは、完成からわずか１１年でその短い歴史を閉じます。
カッサパはダートゥセナ王の長男ですが、母は平民の血筋。
一方弟モッガラーナの母は王族の血筋。カッサパは弟モッガラーナに王位継承を奪われるのを恐れ、父王に不満をもつ将軍と共謀して父王を投獄の後殺害。
王位についたものの父親を殺したという仏教で最大の罪をつぐなうべく、また弟からの復習を防ぐため、カッサパは鉄壁の守りと安全を求めシーギリヤロックに王都を移しました。
玉座は岩山の頂上におかれ、中腹には、巨大な獅子像（現在は手足の部分のみ残されています）が作られ、まるで威嚇するように弟の逃れた南インドを見据えていたと言われます。
そして、１１年後、インドから戦いを挑んできた弟モッガラーナにあっけなく敗れ、カッサパ１世は自ら命を絶ったのでした。
王位についたモッガラーナはシーギリヤを仏教僧に譲り、王都を再びアヌラーダプラへ戻しました。シーギリヤは約13〜14世紀頃までは修道院として存続していましたが徐々に衰退。
1875年にイギリス人によって発見されるまで森林の奥深くに眠り続けました。
以上が幻の古代都市シギリヤの歴史です。
歴史を知る前と後ではシギリヤロックを見る時の印象が変わるねー
まとめ
スリランカの世界遺産シーギリヤロックを、存分に楽しむための絶景ポイントの紹介でした！
いかがでしたでしょうか。よかったら是非ビューポイントも楽しんで来てください。
それではみなさん良い旅を！
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