私はこれまで、タイで3回(プーケット2回・チェンマイ1回)30日延長手続きしてきましたが、30日延長は都市によって必要書類や申請方法に違いがあります。プーケットとチェンマイでも違いが大きく、初めての方は戸惑うかもしれません。
この記事では2025年最新情報をもとに、必要書類、実際にかかった時間や料金、さらにプーケットとチェンマイの違いまで詳しく解説します。
ビザなしでタイに滞在可能な日数は?(2025年現在)
2024年7月15日以降、日本人が観光目的でビザなし滞在できる期間は最長60日に延長されています。ただし30日延長を申請すればさらに30日滞在が可能です。なので旅行者がビザなしで滞在できるのは60日、それに加え30日延長の申請をすれば旅行者でも最大90日タイに滞在する事ができます。
30日延長に必要な書類と料金
・パスポート
・パスポートのコピー:写真のページと入国スタンプがあるページ
・顔写真:入国管理局でも撮影可(200バーツ前後)
プーケットではオフィスで係りの方がスマホで写真を撮ります。
チェンマイではオフィスの横に写真を撮る機会があります。
・手数料:1,900バーツ(現金のみ)
・TM30(外国人居住証明):地域により必要(プーケット・バンコクは不要、チェンマイは必須)
※注意
日本と違いタイではコピー機がなかなか見つかりません。
タイのコンビニにはコピー機がありません。なのでホテルにチェックインする際、受付の方が必ずパスポートのコピーを取るので、その時に1枚余分にもらえるか聞いてみるのも一つの手です。
TM30とは?その入手方法。

TM30は「外国人居住証明」です。外国人が滞在している住所をオーナーや宿泊施設が入国管理局に報告する書類です。
このTM30という書類は30日延長ビザを申請する時にプーケットでは不要でしたが、チェンマイでは必要です。
Airbnbなどで長期滞在する場合は、管理オフィスやオーナーに連絡すればコピーをもらえると思います。私はAirbnbで予約した滞在先のアパートに受付があったので、そちらで聞いたところ、すぐにコピーを準備してくれました。
プーケットでは必要なかったため、私はチェンマイでビザ申請に行った際、TM30の書類を持っていませんでした。(その存在すら知りませんでした…)
結果、ビザ申請は受け付けてもらえず、その日は申請を断念。後日、改めて入国管理局へ出向く必要があり、二度手間となってしまいました。
これからビザの延長を予定している方は、滞在先の地域にある入国管理局(イミグレーションオフィス)でTM30が必要かどうかを、事前に確認しておくことを強くおすすめします。Googleの口コミなどが参考になります。
手続きにかかる時間
場所にもよりますが、平均的に2時間が目安です。
書類は10分程で記入できますが、そのあとパスポートが返却されるまで数時間あります。
プーケットでも初回は2時間、チェンマイでも2時間かかりました。
どの入国管理局(イミグレーションオフィス)にもスタッフのお昼休憩があります。(12:00~13:00)
お昼休憩をはさむタイミングで行ってしまうと+1時間かかるのでご注意。
プーケットとチェンマイの30日延長の申請の違い

結論から言うとプーケットの方が圧倒的に楽です。TM30も不要、書類提出後はパスポートの返却されるまで自由に過ごせます。
チェンマイでの申請では書類を記入後3回ほど書類のチェック、TM30(外国人居住証明)が必要、書類提出後もその場で待機などプーケットの時よりかなり疲れました。
入局管理局での書類提出までの流れも違いがあるのでさらに詳しく解説していきたいと思います。
プーケットで30日延長申請の流れ。おすすめの入国管理局。
プーケットの入国管理局でのビザ申請の流れ。
①申請書類を記入
APPLICATION FOR EXTENSION OF TEMPORARY STAY IN THE KINGDOM (TM7)と書かれている用紙を記入します。(裏にも少し記入する場所有)
記入方法がとてもとてもわかりにくいので記入方法の記事を写真付きで別に書きましたので参考にしてください。
②窓口でチェック
書類を記入後に受付で確認。スタッフの方がいるので、スタッフにチェックしてもらうとさらに安心です。
③証明写真が無い方はスタッフがスマホで撮影します。(有料)
証明書が無い場合はスタッフの方がスマホで写真を撮ります。
パスポートのコピーが無い場合は写真と合わせて200バーツ支払います。
④料金の支払い(1900バーツ)
現金のみ。30日延長(ハンコ)が押されたパスポートの返却時に領収書もついてきます。
⑤指定された時間にオフィスに戻りパスポートを受け取り終了。
書類提出が完了するとスタッフの方が「〇〇分後に戻ってきて」と言ってくれますので、それまでは自由です。(入国管理局の場所によってはルールが違うかもしれません)
指定の時間に戻り(30日延長は書類ではなくパスポートにハンコを押されます)パスポートを受け取れば終了です。日付に間違いがないかハンコを確認しましょう。
プーケットおすすめイミグレーションオフィス

Phuket Immigration Office(パトン)
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/4stEWxD8GJxiB15Z9
プーケットでおすすめのオフィスは間違いなくココ。
手続きは迅速で、働いている人の雰囲気も明るく対応も丁寧。これでいいのかなってなるほどゆるい雰囲気です。私が平日の13時到着した時は待ち時間はほぼなしでした。
パスポートのコピーなども有料ですがここでしてくれます。
通常はパスポート返却まで2時間程かかります。
チェンマイで30日延長申請の流れ。おすすめの入国管理局。
プーケットおすすめイミグレーションオフィス
チェンマイには町の中心から近い入局管理局が2か所あります。

1.Chiang Mai Immigration Central Branch。
こちらはCentral Chiang Mai(巨大ショッピングモール)の中にあります。
googlemap:https://maps.app.goo.gl/EqzRVTRAGHP3FbQ37

2.チェンマイイミグレーション(空港の近くにある)
googlemap:https://maps.app.goo.gl/JYWtZGnwzV89eJeD8
どちらも行きましたが個人的なおすすめは空港近くのチェンマイイミグレーションオフィス。チェンマイイミグレーションオフィスのほうが施設もスタッフの対応もしっかりとしています。ショッピングモールの方は仮施設なので規模が小さく、手順ががわかりにくく、スタッフも少ない印象でした。
チェンマイの入国管理局での30日延長申請の流れ。
チェンマイで30日延長申請する場合は必ずTM30という書類が必要になります。
チェンマイの30日延長申請は手順が多いので写真付きで解説します。今回はおすすめの空港近くのチェンマイイミグレーションでの手順です。

①申請書の記入
建物の中に入らず、建物の左側にあるスペース(外)で書類を記入します。申請書もこちらにあります。APPLICATION FOR EXTENSION OF TEMPORARY STAY IN THE KINGDOM (TM7)と書かれている用紙を記入。(裏にも少し記入する場所有)
滞在許可基準条件承認確認とオーバーステイの罰則規定承認書も記入しますが、こちらは書類チェックの時にもらうと思います。(ネットで事前にダウンロード可)
記入方法がとてもとてもわかりにくいので記入方法の記事を写真付きで別に書きましたので参考にしてください。(この施設の奥に証明写真を撮る機会もあるそうです)

②記入後は整理券をもらいに行く。
敷地の入口付近にある窓口で簡単な書類チェックの後、整理券をもらいます。(場所がわかりにくいので注意)
③窓口で書類のチェック。
書類を記入したエリアにある窓口で再度書類のチェック。問題が無ければ新しい整理券をもらい、今度は建物の中に入ります。

④建物の中に入り番号が呼ばれるまで待機。
30日延長の窓口はTOURISTと書いてある左側の一番奥にあります。
⑤再び書類の最終チェックの後支払い。
番号が表示されたら窓口へ行き書類を提出。再度書類をチェックされます。問題が無ければ料金(1900バーツ)を支払います。現金のみ。そして再度待機。(この待機時間が長い。1時間程かかりました。)
⑥名前を呼ばれたら窓口の横にあるカメラの前に立ち写真撮影。
証明写真とは別です。写真を撮り終えたら再度待機になります。
⑦名前を呼ばれパスポートを受け取り終了。
日付に間違いがないかパスポートに押された30日延長のハンコの確認をしましょう。
パスポートの受け取り後はハンコの日付確認

パスポートの受け取り後はハンコの日付を念のため確認しましょう。
私は2025-9-23にビザ無し滞在日数が切れるので更新しました。右上の赤の日付が更新後の日付、2025-10-23までという事になります。日付に間違いが無ければ以上で30日延長の申請は完了です。お疲れ様でした!
まとめ
最後に大事な部分だけまとめます。
・タイの滞在でビザなしで60日を超える場合、30日延長が必要。
・30日延長申請の際、TM30(外国人居住証明)の有無は都市によって違うため要確認。
これらを押さえておけば、タイでの長期滞在も安心して楽しめます!
それでは皆様良い旅を!
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